忘却の整理学 / 外山滋比古
頭を働かせるにはまず忘れること。情報・知識でメタボになった頭脳を整理し、創造・思考の手助けをするのは忘却なのだから。『思考の整理学』待望の続篇。
忘れるとはどういう事か?が気になって本書を手に取った。
ほんとに自分の記憶力には嫌になる事が多い。スカっと忘れる。忘れる事に関してはかなり上手い方だとおもっていたけど、本書を読んでその自信は強固なものになった。
うまく忘れるためには・・・
大事なことは繰り返し記憶に刷り込む
心底重要だと思って物事にあたる
ようにして、自然の「ふるい」にかけるに任せて、ゴミを整理してスッキリした頭で考えられるようにしましょう、ということか。
呼吸は深く吸おうとするにはまず吐く必要がある。それと同じでインプットしてよく考えるためには忘却が大事。と言う事で、忘れても良いのだと言う気持ちになろうと思う。
評価
★★★:星4つ
エッセイのように短い文章が綴られている。
内容も繰り返しが多いため、さほど濃いものではないが擦り込まれる感じはする。
外山氏のその他のものも読んでみたい。