Let it flow

どんどあやしくなっていく記憶力を補うためのライフログ的Blog。 テーマは好きなもの・こと・しごと。それにまつわるお話。

奇跡の人 / 真保裕一

奇跡の人 真保裕一
 
友人の書庫整理のときにもらった本。数年前に最初の数ページ開いたっきりになっていたものを改めて読んだ。
私自身、26歳の時にバイクで事故って2ヶ月ほど入院するという事があった。当時の1−2日分は全く記憶がない。ベッドで寝たきりで腕より細くなった脚に少しづつ体重をかけて歩く練習をした事とかを思い出しながら、前半部分はなんとなくその自身の体験と重ね合わせて読んでしまったりもした。
 
評価
★★★:星3つ
奇跡の人 (新潮文庫)

奇跡の人 (新潮文庫)

 

出だしのキラキラ期〜中盤の疾走感〜スローダウン〜最後の展開

読了感が今ひとつ。
 

31歳の相馬克己は、交通事故で一度は脳死判定をされかかりながら命をとりとめ、他の入院患者から「奇跡の人」と呼ばれている。しかし彼は事故以前の記憶を全く失っていた。8年間のリハビリ生活を終えて退院し、亡き母の残した家にひとり帰った克己は、消えた過去を探す旅へと出る。そこで待ち受けていたのは残酷な事実だったのだが……。静かな感動を生む「自分探し」ミステリー。